幼稚園のお迎え。いつものように時計とにらめっこしながら自転車を飛ばす。「よし、間に合った!」と一瞬ホッとするも、ここからが本番。娘は園庭でお友達と楽しそうに走り回っていて、「帰んで!」の一言で帰れるわけがない。
パパとしては、この後の流れが頭の中にぎっしり詰まっている。イメトレは完璧。リモートワークの仕上げ、夕飯、お風呂、そして8時の寝かしつけ…。一方で、そんな事情は娘には関係ない。
「今が楽しいの!」という全身での表現は、なんとも眩しい笑顔。
時間はどんどん過ぎていく。やっと帰る気になったかと思えば、「やっぱりもう一回遊ぶ!」と再び園庭へ。はぁ、と深い息をつきながらも、その笑顔を見るとなんだか文句も言えない自分がいる。
1時間遅れでようやく帰宅。
完全にスケジュール崩壊
バタバタとご飯とお風呂を済ませ、寝かしつけた頃にはどっと疲れが押し寄せる。「スケジュールどおりにいかないなぁ」とイライラしていた自分に気づき、少し反省する。
そして思うのだ。この日々もきっとあっという間に過ぎていくのだろう、と。
予定どおりになんていかないこのバタバタ感。それすらも、今だけの特別な時間。娘のはじける笑顔と共に過ごす日常は、スケジュールには収まりきらないほどの贅沢な時間
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